| 令和7年 第1回(3月)定例会一般質問(令和年7年3月5日) | |
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| 介護人材の確保について | |
Q(質問・満永) 介護人材不足は深刻で、全国では令和8年度に25万人、22年度に57万人不足すると推計されている。 処遇改善加算の引き上げは、最低賃金の上昇に比べれば低く、消費者物価総合指数の上昇にも追い付いていないので介護人材確保がますます難しくなる。 介護人材不足の深刻化により、多くの施設で外国人材を採用している。熊本県では社宅補助や入学準備金などを補助している。 飯塚市では日本語教師への謝礼金などを補助している。 本市の「はつらつプラン」では介護人材の確保に重点的に取り組むとしているが具体的な取り組みが見えてこないと感じている。 @ 必要な介護職員が確保できていない現在の危機的な状況についての受け止めに ついて A 介護職員の賃金の現状に対する認識と今後の更なる処遇改善に向けた新たな取 り組みについて B 外国介護人材の確保のための市独自の補助や支援について健康福祉局長に尋ね る。 A(答弁・健康福祉局長) 県内の令和6年12月の介護サービスについての有効求人倍率は3、49倍であり、大変厳しい状況にあると認識している。 国は、6年6月から介護職員の人材確保をさらに推し進め、賃金のベースアップにつながるよう、介護報酬における処遇改善加算の要件の見直しや加算率の引上げ等を実施している。 本市においても、介護職員の処遇改善は喫緊の課題と考えており、介護事業所が新しい処遇改善加算を取得できるよう、取得に必要なキャリアパス制度の導入や賃金改善の方法等について、事業所への 説明会と社会保険労務士等の派遣による個別相談を実施している。 これまで九州市長会等の機会をとらえて、適切な介護報酬の設定について国に要望しており、引き続き介護職員の処遇改善に向けて積極的に要望してまいる。 外国人の方々に介護職員として活躍してもらうことが重要と考えており、外国人を対象とした日本語講座の開催や介護職員の宿舎施設整備の補助を行っている。 さらに今年度からは、新たに外国人労働者を雇用する事業者への市営住宅の一部提供や介護事業所向けの外国人介護人材採用支援説明会に取り組んでおり、今後も県や関係団体等と連携し、介護人材の確保に努めてまいる。 (意見、要望・満永) 本年には団塊の世代すべてが後期高齢者になるので、ますます介護需要が高まり、必要な介護が受けられない「介護難民」が増加するおそれがある。介護人材の確保が困難になれば、必要数の確保のみならず、現場を管理するリーダーの育成も困難になる。 そうさせないためには、早急に処遇を改善し、介護の現場を魅力あるものにしていかなければならない。困難な課題もあると思うが 人材の確保に向けて今一段の努力を願う。 |
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| 熊本港の将来像について | |
Q(質問・満永) 熊本港が発展すると本市と背後地である熊本都市圏全体にも経済波及効果が及ぶ。半導体関連産業の集積地と熊本港を結ぶ環状道路整備が本市の事業として進められており、本県経済発展の追い風になっている。そればかりか熊本地震の際には支援物資輸送など防災拠点としての重要性が改めて認識され、自衛隊や海上保安庁も利用しやすくする「特定利用港湾」の指定で熊本港の重要性、拠点性が これまで以上に高まっている。 本市の役割としては、港の整備を急ぐよう国県に対して強力に要望するとともに環状道路の整備を急ぐ必要がある。そして最も重要なのは、コンテナ輸送などで熊本港を利用する企業や観光客を増やすためのソフトの展開を図ることであると思う。 現在の熊本港は、ガントリークレーンが2基体制となり、国際フィーダ―航路の就航や耐震強化岸壁が着工し、コンテナターミナルも着工予定であり、これまでと比較にならない程大きな発展のチャンスを迎えている。しかし、大きな課題として、航路・泊地の水深を9から10mにする必要があり、また、大橋だけでは大型連休時などは渋滞も起こり得るので2本目の橋を架けるなどの対策が必要と考える。 @ 熊本港は県管理港であるが本市の大切な財産であるので、熊本港の将来像と熊 本港振興のためのソフトの展開についての市長の 認識を尋ねる。 A「熊本県ポートセミナーin東京」の成果について経済観光局長に尋ねる。 A@(答弁・市長) 半導体関連企業の集積により、物流需要の増加が見込まれていることに加え、今後、熊本西環状道路等の整備が進むことで、熊本港においても熊本都市圏の物流拠点としての重要性がさらに高まることが期待されている。 また、熊本港と島原港を結ぶフェリー航路は、国内の利用者だけでなく、訪日外国人旅行者にも利用されるなど、熊本都市圏の観光や経済を支える人流拠点としての役割も果たしている。 このような中、熊本港が地域経済を支える社会基盤として、さらに拠点性を発揮していくためには、ハード面の強化はもとより、物流・人流面での積極的な利活用が重要である。 耐震強化岸壁の着工は、これまで県や熊本港振興協会等と連携し、事業化を働きかけてきた大きな成果と考えており、引き続き関係機関と連携し、港湾機能の強化に向けた取り組みを進めてまいる。 加えて、今年度改定したポートセールスビジョンに基づき、県と連携しながら、神戸港を経由し世界の主要港と接続する国際フィーダ―航路の増便や新規航路誘致など積極的なポートセールスに取り組むことで、熊本港の拠点性を高め、熊本都市圏全体の更なる発展につなげてまいる。 AA(答弁・経済観光局長) 例年、熊本港と八代港の合同で「熊本県ポートセミナー」を開催しており、本年1月に東京都で開催したセミナーには、定員の200名を超える多くの荷主企業や船会社等の参加があり、熊本への関心の高さを感じた。 また、本セミナーでは、県、熊本市、八代市によるトップセールスとともに、参加者に対する積極的な営業活動を実施し、荷量の増加や航路増便の可能性など、熊本港の利用促進に向けた手応えを感じた。 引き続き県等と連携しながら、セミナーの開催等を通じた戦略的な広報活動に加え、コンテナ助成事業のPR等による積極的なポートセールスに取り組み、熊本港の更なる利用促進につなげてまいる。 (意見、要望・満永) 我が国は世界に冠たる海洋国家であり、沿岸部の大都市はすべて港湾都市である。都市の経済発展とともに港が発展し、港の発展とともに都市が発展してきたものと思う。「港湾都市熊本」と呼ばれる日が一日も早く来ることを願っている。 市民にも熊本港は本市の大事な財産、宝であるという認識をお持ちいただけるよう情報提供に努力してほしい。 整備中の西回り環状道路は臨港道路に合流するので、インターチェンジの開通時には、名称を「砂原・熊本港インターチェンジ」として、さりげなく熊本港をアピールしてもらえるようお願いしておく。 |
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| TSMC進出に伴う道路整備について | |
Q(質問・満永) @妙見川沿いの道路整備について TSMCの動きが活発化しており、産業団地の開業後は更なる渋滞の悪化が懸念されるところであり、我が「熊本自民」会派としても 予算要望書の中で東部地域の道路整備について要望した。 国道443号線と第一空港線沿いには未整備の農地が広がっており、本市の市場調査でも企業の進出ニーズが高いと聞いている。令和4年度には地元から妙見川沿いに道路を新設してほしいとの陳情がなされた。 先日の市長記者会見では、「熊本空港周辺エリア」の道路整備に取り組む方針であると発表された。企業立地促進と将来の渋滞解消のためにも443号線から東部環境工場付近までの東西軸となる当該路線を早急に整備する必要があるので、今後の具体的な整備方針について市長に尋ねる。
ここに新道の整備を(妙見川沿い) A(答弁・市長)半導体関連産業の進出を契機とした戦略的な企業誘致の加速化に向け、特に産業用地として計画が進捗している熊本空港周辺エリアなどについて重点的に道路整備に取り組む。 セミコンテクノパークや阿蘇くまもと空港へのアクセス性の更なる向上に向け、妙見川沿いの道路や周辺交差点の改良については、令和7年度から調査・設計に着手するとともに、セミコンテクノパークと当該エリアを結ぶ県道辛川鹿本線の整備を加速化する。 今後、当該路線の改良を迅速かつ着実に進め熊本空港周辺エリアの交通負荷の軽減を図ることで、更なる企業誘致促進を図ってまいる。 |
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Q(質問・満永) A県道辛川鹿本線の整備について 県道辛川鹿本線は、443号が第1空港線と交差する地点から国体道路を結ぶ南北軸のバイパス道路となるが菊陽町に跨る路線なので県と連携して整備する必要がある。本路線は産業団地とセミコンテクノパークの往復の際、第一空港線を迂回する必要がなくなり交通負荷の軽減にも大変効果が期待できる。 昨年の代表質問後の県との調整状況や事業の進捗はどうなっているのか。また、今後の見通しも含めて都市建設局長に尋ねる。 A(答弁・都市建設局長) 県道辛川鹿本線は、事業区間が菊陽町に及ぶことから県と連携して道路設計を進めている。令和7年度に地域の皆様に道路計画の内容等の説明を行う予定であり、地域の協力を得て用地取得を進めていく。 本路線は、県と菊陽町で進めている都市計画道路菊陽空港線等と併せた南北をつなぐ道路ネットワークの一翼を担うことから、熊本都市圏北東部の渋滞解消問題に対応するため、今後とも県と強く連携して整備を推進してまいる。 |
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(意見、要望・満永) 妙見川沿いの道路については、現在の空港周辺の渋滞緩和や整備中の産業団地とその周辺に立地を検討中の企業にとっても絶対必要な路線である。地域の方々とともに早期整備の要望活動を行ってきた路線でもあり、早期の完成を目指して推進して頂きたい。 県道辛川鹿本線は、4車線で整備すべきであると強く思う。この地域では2か所の産業団地の整備が進んでおり、今後の交通需要や第一空港線への負荷を考えると少なくとも443号線から国体道路までの区間は4車線での整備が不可欠である。県との調整が難しいことは理解できるが、総力を挙げて取り組んで頂くようお願いしておく。 |
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| 託麻三山について | |
Q(質問・満永) 託麻三山は、眺望が素晴らしく託麻新四国88か所巡りなど魅力に溢れているが、まだまだ市民に知られていない感じがする。放置竹林も増加しておりその対策も課題である。 2014年に地元有志で「小山山里山づくり協議会」を結成され、昔の里山に還そうと樹木の剪定や植樹活動など積極的に活動されている。 三山が、令和7年度くまもと花博の「まちやまエリア」の会場になるので多くの市民に三山の魅力を知ってもらうチャンスである。 そこで、 @三山での花博開催に向けてどのように取り組んでいくのか。里山づくり協議会とも連携して取り組んでほしいが見解はどうか。 A三山の遊歩道などを花博の会場設備としても整備を進めてほしいので、現在の進捗状況と今後の見通しについて都市建設局長に尋ねる。 (答弁・都市建設局長) @くまもと花博では、里山をメイン会場の一つとして7年度は託麻三山で開催する。三山では、多くの地域団体が協力のもと、地域文化の保存・継承に加え放置竹林の伐採など里山づくり活動が積極的に行われている。花博開催にあたっても、これまでの取組みや地域資源の発信を行うとともに継続的な地域活動に結びつく新たな催しとなるよう地元自治協議会と協議を進めている。今後、小山山里山づくり協議会など地域の関係団体とも検討を進めてまいる。 A遊歩道の整備は、小山山の約370mの区間の転落防止柵や階段の改修等は6年度末で終了する。7年度は、戸島山の640mの区間の階段の改修、木製ベンチの設置等を花博開催前の9月末に完了する予定である。 花博の開催を通じて、より多くの方々に三山の魅力に触れて頂くとともに、地域の皆様にも、より身近で愛着をもってもらえるよう地元自治協議会、関係団体との連携を密にしながら準備を進めてまいる。 |
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(意見、要望・満永) 私が子どもの頃の三山は、メジロ獲りなどの遊び場であったり、薪拾いをするなど生活に溶け込んだ魅力あふれる里山だった。現在は様子が変わっているが地元の方々が以前の魅力ある里山を取り戻そうと活動されている。是非、地域の方々との連携で印象に残る花博となるよう取り組んで頂きたい。 質問では取り上げなかったが、三山では近年放置竹林が急激に拡大している。樫木や椎木は枯死して絶滅するのではないかと危機感を持っている。地元ボランティアだけでなく、行政においても森林環境譲与税等の財源を活用して対策を進めて頂きたい。 |
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| 難病対策について | |
Q(質問・満永) 令和6年の第1回定例会の代表質問において、市長に、指定難病患者等が直面している課題の解決に積極的に取り組み、全国市長会議の要望事項等に取り上げてほしいと尋ねた。市長からは、課題の把握に努めるとともに、全国市長会等を通じた国等にも要望するなど支援していくと力強い答弁があった。 @市の難病対策の新たな取り組みについて それからまだ時間が経過していないが、全国市長会への働きかけの内容などこの1年間の本市の新たな取り組みについて市長に尋ねる。 A難病患者を対象とした職員採用選考試験の実施について 本市では、障害者については、「障害者対象枠」を設けて採用選考試験を実施しているが「難病患者対象枠」はない。令和6年度から山梨県が全国初の難病患者を対象とした職員採用選考試験を始めた。 難病は種類により症状が多岐にわたるため、難病患者が就労し働き続けるためには乗り越えなければならない壁があるが、治療や働き方の工夫により就労を続けられるケースも多いと思う。行政が率先垂範して難病患者を採用することにより、難病患者に対する民間企業の理解が進み、就労につながる環境づくりが進むと思う。 本市においても、難病患者採用枠を設けて選考試験を実施するための検討を開始すべきタイミングではないかと思うので 総務局長に尋ねる。 A@(答弁・市長) 難病患者や家族が抱える課題の解決に向けては、総合的な難病対策に係る財政措置の拡充と難病の原因究明や治療方法の早期確立に資する調査・研究体制の充実を図るよう、全国市長会を通じて国へ要望した。 本市では、ガイドブックの定期的な更新や6年度から新たに指定難病の患者に対し、福祉サービス、就労時の証明書等に利用できるよう「登録者証」の発行を開始した。 今後とも、難病対策地域協議会や医療講演会、相談会等を通じて、難病患者や家族が、療養上の不安を解消するとともに住み慣れた地域で自立した生活を送ることが出来るようきめ細かな支援を行ってまいる。 AA(答弁・総務局長) 本市では、病気や障害、子育て、家族の介護等、様々な事情のある職員が活躍できる働きやすい職場環境づくりを進めている。 山梨県の試験制度については、難病の方々の就労促進や多様な人材が集う職場形成につながると考えており、今後、他の指定都市の試験実施状況等の情報収集を行ってまいる。 |
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(意見、要望・満永) 国への要望等迅速に行動頂き感謝する。難病患者枠採用試験については、幅広く検討して試験実施に結びつけて頂きたい。 私事で恐縮だが、私は、「アミロイドーシス」という指定難病の患者である。これまで、福祉医療政策の充実を議員活動の最重要命題として取り組んできたが、自身が指定難病を発症してこれまでの議員としての22年間、「労苦を抱えておられる方々の事情を理解していたのか、闘病中の皆様に真剣に寄り添って活動してきたのか」自問してみて、自分の力不足、理解不足に心から恥じ入っている。 どうか、本市が、率先して難病患者支援の旗を振って頂けるよう願っている。 |
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詳細は録画でご覧ください 。
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